就職活動での転職理由
転職理由は、どの会社への就職活動でも聞かれるでしょう。面接担当者が転職理由を聞く理由は、その人の人物像を知るためですが、採用した場合、同じ理由で退職することにならないか、前の職場で抱いた転職理由は自分の会社で解消されるのかを確かめるためです。例えば、残業の多さに不満があって転職をした人は、残業が頻繁に求められる会社からの採用は難しいでしょう。同じような理由で辞めてしまいそうだからです。
一方、辞めた理由が人間関係のトラブルなら、環境が変われば問題はなくなるようにも思えます。しかし、漠然と人間関係が悪かったというだけの転職理由では就職活動では不利になりかねません。形は変われど人間関係のトラブルはどんな仕事にもついてまわる可能性がありますので、同じような問題が再発しかねないと感じ取られることがあります。そして、その人間関係のトラブルの原因が自分ではなく他人にあると主張する人は採用されにくいです。
それは、自分に責任があるかをしっかり見ていない人と思われることがあるからです。面接の時に、前の職場で人間関係の問題があったことを躍起になって隠すことはありません。どのような言い方でそれを伝えるかがキーポイントとなります。同じ理由でも、どのような表現の仕方をするかで面接官の印象は異なります。曖昧な表現に終始せず、どのような原因で起きたトラブルで、どんな対策を立てたかなどまで踏み込んで話しましょう。
知らないから落ちる面接の4点減点法
|